薬総研の磯山です。
今回は私が3年目薬剤師として携わっている、学生さん向け国家試験応援イベントについてお話しさせて頂きます。
このブログを読んでくださっている方で、薬剤師の方は、多くは4年制をご卒業されいると思います。
実習生や就活生である今の学生さんたちが国家試験でどんな壁にぶつかるかお伝えできれば幸いです。
イベントの対象は薬学5年生で、この1年間病院と薬局で11週間ずつ実務実習を行っています。
私の時もそうでしたが、実務実習は実際の医療現場で患者さんや医師・看護師との接し方や
薬が患者さんに渡るまでの過程などを始め、大学では見聞きできないたくさんの事を学べる半面
毎日緊張と覚えることが多いので、帰ってから国家試験の勉強をする余裕はありませんでした。
しかし、6年生になり国家試験勉強を始めてから思うのです。
ああ、あの時しっかり勉強していれば、、、
間違いなく実務実習中に先生から説明は聞いたけど、
もう大分前の話だし覚えてない。これって何だっけ?と。
そして、参考書を開いて実践問題を勉強することになるんです。
そんな私と同じ過ちを繰り返さずともいいように
実習で学んでいる事が、実際の薬剤師国家試験の過去問で問われているよ!と
今のうちに実践問題やっておけば6年生の時には苦手な基礎系に時間をさけるよ!と
叫んでおります。
どれだけ時間があっても、多くの学生にとっては、時間足りない。(まれに早く受験して解放されたいという学生さんもいますが)
もっと早くから勉強始めておけばよかった、となるのが国家試験。
私の受験した年から国家試験の実施日が2月の最終土日となり、
先輩方より1週間早くなったのを私が痛感したのは、テスト直前の1ヵ月でした。
学生さんには、2月の1週間も今の1週間も同じ1週間ですよ。
今ならマイペースに勉強しても、6年生になるまでに
6年の年明けからでは勉強しきれないほどの勉強ができちゃいますよ
なんてお話ししています。
私の時よりたった3年しか経ってませんが
・国家試験の足切りが緩和されたり
(難しい理論問題の足切りが無くなり、必須の足切りも50%から30%に引き下げられました)
・逆に禁忌問題が実装されるといううわさが
(その問題を間違えると合格点に達していても不合格になるという爆弾問題)
・そしてぎりぎりでは受からない!?合格基準が絶対評価から相対評価に
(皆が良い点数取ったらもしかして俺、、、)
なんて変化が国家試験にあり
就職活動時期も後ろにずれて卒業研究や国家試験勉強と並行で忙しいし
なんと来年からは実務実習の時期も変わってくるので
学生さんは大混乱!
そんな学生さんたちに少しでもお役に立てればと思い締め切り追われながら資料を作成しております。